鬱やパニックで辛い人が一番嫌な時間は「深夜」だと思います。
私も深夜になるとどうにも嫌な気分や鬱の症状が強くなったりして「消えてしまいたい」「死んでしまいたい」と頭の中がぐるんぐるんしたものです。
しかし最近ではメンタルケアが社会的に認知されており、色々な相談サービスが出てきています。多くのは昼間だけですが、一部のサービスは「深夜」にも対応していますし、そういうところは無料のところが多いです。
自分も深夜に症状が酷いことが多いので、もしどうしても辛いときには相談しようと相談サービスをまとめました。
この記事のポイント
・深夜にも対応している相談サービス
・無料で相談できるサービスをまとめ
いのちの電話
一般社団法人 日本いのちの電話連盟が提供している「いのちの電話」です。
24時間対応している一番有名な相談窓口です
全都道府県に窓口が存在し、ほとんどのところで24時間対応となっています。
ただ最近は相談員が少なくなってきているためつながるまでに時間がかかるという悲鳴もあがっており、またなかなかよく聞いてもらえないという意見も聞いたことがあります。ですが貴重な24時間の相談窓口です。無くなってしまっては困ります。
まずは全国いのちの電話一覧よりお住まいの県にある窓口を確認してみましょう。都道府県によっては2つ以上の窓口が用意されていることもあり、別窓口のほうがよいこともあります。
TEL | 0570-783-556(ナビダイヤル) 午前10時から午後10時まで、ナビダイヤル受付センターに順次おつなぎします。 ※IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは03-6634-2556(通話料有料)におかけ下さい。 |
0120-783-556(フリーダイヤル・無料) 毎月10日午前8時から翌日午前8時まで ※IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは03-6634-7830(通話料有料)におかけ下さい。 | |
HP | いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) |
よりそいホットライン
一般社団法人 社会的包摂サポートセンターが運営する相談窓口です。
元々は2012年に東日本大震災被災者のために作られた窓口であり、被災した岩手・宮城・福島県の人のための窓口でした。今でも岩手・宮城・福島県の人のために専用ダイヤルが用意されていますが、それ以外の地域の人の窓口も用意されています。
基本はどこ在住でもOKです。
24時間対応は電話での受付ですが、一部相談はTwitterやFacebookのメッセージ機能を使ったSNS相談にも対応しています。主に日本語が離せない外国語対応窓口と、10代20代の女性サポート窓口です。
相談内容は6つのジャンルに分けられてそれぞれが専用の窓口に相談するようになっています。
特徴としては外国語(多数対応)での相談にも対応しているところですね。日本語が通じない外国籍の人の悩みにも対応しています。
相談内容 | 相談方法 | |
1 | 暮らしの悩み事 悩みを聞いてほしい方 | TEL |
2 | 外国語による相談Helpline for foreign people 英語、中国語、韓国・朝鮮語、タイ語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、インドネシア語 … | TEL |
3 | DV、性暴力など女性の相談 | TEL |
4 | 性別の違和や同性愛などに関わる相談 | TEL |
5 | 自殺を考えるほど思い悩んでいる方 | TEL |
6 | 10代20代の女の子の相談 | TEL チャットルーム |
電話番号 | 0120-279-338 つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料) 岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226 つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料) |
実施日時 | 24時間対応 |
ホームページ | よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) |
東京メンタルヘルス・スクエアのSNS相談
NPO法人東京メンタルヘルス・スクエアが運営するカウンセリングサービスにSNS相談があります。
予約不要・匿名・無料でSNSサービスであるLINE・Twitter・Facebookのメッセージ機能を利用したチャットのカウンセリングサービスです。電話では緊張して話したくない人に面と向かわないこういったSNS相談は非常に良いです。
本来このサービスは平日・休日の 12:00~16:00(第一部)、17:00~21:00(第二部)の時間のみの対応で深夜にはやっていませんが、深夜の自殺率が高いというデータを受けた結果、月に一度深夜に対応する日を設けています。
残念ながら深夜対応は月1回のみです
月に1回なので時間は限られてしまうのですが、NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア所属カウンセラーのうち、SNSチャット相談について専門講習を受講した相談員が対応するため、SNS相談専門カウンセラーに相談にのってもらえる貴重な機会です。
実施時間 | 月曜日~日曜日(毎日) 第一部 12:00~16:00(15:00まで受付) 第二部 17:00~21:00(20:00まで受付) 受付時間内にメッセージを送信してください。 |
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深夜早朝カウンセリング | 毎月最終土曜日には相談時間を延長し、深夜早朝時間帯もSNSカウンセリングを実施します。 [2020年度上期の相談時間延長予定]※06:00~07:00及び16:00~17:00は相談時間外 2020年04月25日(土)12:00 ~ 04月26日(日)21:00 2020年05月30日(土)12:00 ~ 05月31日(日)21:00 2020年06月27日(土)12:00 ~ 06月28日(日)21:00 2020年07月25日(土)12:00 ~ 07月26日(日)21:00 2020年08月29日(土)12:00 ~ 08月30日(日)21:00 2020年09月26日(土)12:00 ~ 09月27日(日)21:00 |
カウンセリングの方法 | LINE、Twitter、Facebook、ウェブチャットを使用したSNSチャット相談 ※ウェブチャットは休止中です。 |
相談時間と回数 | 1回50分 / 1日1回まで利用可能 |
相談受付 | LINE: @kokorohotchat Twitter: @kokorohotchat Facebook: @kokorohotchat※ウェブチャットは休止中です。 |
まとめ
以上のように深夜にも相談できるサービスをまとめてみました。
深夜のためどうしても人員が少なくなりがちでコストもかかるため公的のサービスが多くなりますし、電話対応のところが多くなってしまいますね。相談人が足りないためにいざ電話してもなかなかつながらないという現実も確かにあります。
ただこういったサービスが有ることを ”知っている” だけでも安心感が増えます。
いざとなったらあそこに相談しよう・・・そう考えられるだけでもいくらか落ち着けるものです。
なお、エキサイトお悩み相談やLINEトークケアなどは有料ですが、カウンセラーが対応可能であれば深夜も相談にのってもらえます。こちらも ”知っておく” だけでも安心感がありますよ。実際にお金をかけなくとも、メモして壁やドアに貼り付けておくだけでいいんです。