心を癒やす作品

癒やし作品:『ARIA』シリーズ

心が疲れた時に見たい作品を紹介するコーナー。

今回紹介したいのは天野こずえ原作のマンガ『ARIAシリーズ』です。

未来系ヒーリングコミックという謳い文句で宣伝されている通り、舞台である水の惑星を優しい曲や綺麗な画像で緩やかに描く物語です。

この作品の個人的評価です。

ARIAの癒し度評価

10年経っても色褪せない。また観に戻る作品!!

うつ解
アニメは苦手だ・・・って人にも是非見てほしいです。

 

ARIAの癒やしポイント

  • 嫌な人がいない綺麗で優しい世界
  • 優しく落ち着いたBGM、挿入歌、OP/ED
  • 心が疲れると響く「恥ずかしいセリフ」
  • 実在のヴェネツィアをモデルとした色彩と自然豊かな背景

 

ARIAシリーズのあらすじ

ARIAのあらすじ

物語の舞台となるのは、テラフォーミングされ水の惑星となった未来の火星、アクア。そのアクアの観光都市ネオ・ヴェネツィアで、一人前の観光水先案内人を目指す少女、水無灯里とその周囲の人々の四季折々の日常を描く物語。

本来のヴェネツィアでは男性が担っていたゴンドラ漕ぎをネオ・ヴェネツィアでは女性が担い、その腕前で半人前・一人前と昇格していく。本作品では、一人前の水先案内人(ウンディーネ)を目指す少女から見たネオ・ヴェネツィアの日々の情景が描かれている。

ARIAシリーズのどこが良いのか

このARIAシリーズは”癒やし”がテーマの話題になれば必ずといっていいほど候補にあがってくる作品です。

なぜ良いかは本当に沢山ありますが、まず言えるのは”嫌な人間がいない、優しい世界”であることです。

登場人物は嫌味を言ったり傷ついたりすることはほとんどなく(あってもすれ違い演出のみ)、日々の日常に起こるちょっとした出来事やちょっとした気づきを「不思議なこと」として楽しんでいく流れになっており、それがとても優しく癒やされます。

メインは主人公:水無灯里です。

灯里が「楽しむ達人」「幸せの達人」と劇中で呼称されており、ほんの少しの気づき、ちょっと空いた時間の過ごし方、普段の生活で忘れかけてたことの再発見など、普段気づいていないことや日常の楽しさなどをこっ恥ずかしいセリフで表現してくれます。

memo

心が疲れていたり、辛いことがあったりするときはこういうセリフがひじょ~~に心に響きます。

なお、灯里がこういうセリフをいうと藍華がツッコミをいれてギャグにします。このノリもこの作品の特徴でしょう。

これらはマンガでも十分に感じられますが、
やはり癒やしの本命はアニメのほうでしょう。

アニメは深夜枠で3度ほどシリーズとして放送されており、全部で52話ほどあります。監督は泣かせのサトジュンと呼ばれるほど感動ものに定評のある佐藤順一氏。カレイドスターやたまゆらなどの監督もやっています。

アニメはその”尺”を十二分に使い、優しいBGMやアニメだからこそできる「間」を組み合わせて、独特の癒やしの流れを作り出しています。

登場人物が全くしゃべることなく風景を映し出しているだけのシーンや、劇中歌をキャラと一緒に聞いているだけのシーンなどは、音と時間を使えるアニメならではの手法であり、聞く癒やしとも言えます。

ポイント

この”流れ”や”間”というのは言葉で表すことは難しいので、是非一話だけでもいいので本編アニメを見てほしいですね。

参考リンク:アニメ一話

ようつべ

ARIAの感想例

あにこれのレビュー

星の評価

観てると
「仕事での嫌な出来事が気にならなくなる」
「人に優しくなれるような気がする」
「よく眠れる」
「副交感神経が優位になる」
「肩凝りが治る」
「水辺に行きたくなる」
「ヴェネツィアに行きたくなる」
「恥ずかしい台詞を臆面もなく言いそうになる」
などの効果がありました。
※個人の感想です

 

実際のヴェネツィアをモデルにした劇中

劇中で舞台になるのは火星のネオ・ヴェネツィア。

もちろんこれは実際に存在するイタリアの都市ヴェネツィアがモデルとなっています。

美しいヨーロッパの街並みと自然の水の風景の調和は見ているだけでも癒やされます。

マンガでもアニメでも、水と共存する都市の細かな表現や優しい水の流れなどがしっかりと表現されています。

癒やしポイント個人的に思うのは『水の音』がとても心地よいことです。

風の音や火の燃える音など、”自然の音” というのはリラックス効果を生み出すことが知られているように、この水の都ネオ・ヴェネツィアでは常に『水の音』が流れています。自然の音である水の音、水の流れ、水の癒やしがARIAの癒やし効果をさらに良くしていると思いますね。

ナポレオンが「世界一美しい広場」と称賛したと言われたサンマルコ広場など、実在の場所もきれいに表現されています。

主人公が観光案内人のウンディーネでもあることからネオ・ヴェネツィアの観光案内をするシーンも多く、アニメでヴェネツィアの観光気分を味わうような一面もありますね。観光PVや自然風景ムービー好きには波長が合うと思いますよ。

 

OP・EDもとてもよい曲ばかり

ARIAのOPは牧野由依さんの曲で統一されています。

第1期の『ウンディーネ』、第2期の『ユーフォリア』、第3期の『スピラーレ』

牧野さんの透き通る声と、ゆったりとした曲調が素晴らしいです。

うつ解
とりあえず聞いて。話はそれからだ。

1期OP『ウンディーネ』

1期ED「Rainbow」

3期OP『スピラーレ』

 

 

挿入歌にも癒やされろ

劇中では「アテナ」という褐色肌娘がカンツォーネの達人として登場してきます。

カンツォーネとはイタリア語で歌を指す単語

マンガでは歌が上手なキャラ・・・・でどうしても終わってしまいます。せいぜい♪を沢山使い、それを聞いたキャラクターの驚きの表現やリアクションで歌を上手さをなんとか伝えようとするくらいしかできません。

しかしアニメでは音が使えます。実際の「歌」を歌わせることができます。劇中で本当にカンツォーネを歌わせるシーンを描くことができました。

うつ解
これを聞いた時は正直衝撃が走りました。

劇中歌のシーン

タイトル:バルカローレ

アニメにおいて劇中の人物アテナ・グローリィが歌う舟謳(カンツォーネ)。歌詞は河井英里による架空の言葉による詩で作詞者の意図によりどこにも掲載されていない。作曲:窪田ミナ。 アニメではARIA The ANIMATION 11話「その オレンジの日々を…」で、アテナとアリシア、晃が初めて出会ったエピソードで登場。以降のシリーズでもたびたび使われた。

amazonコメント一部

レビュー

ただひとこと「心が洗われるよう」。美しい歌声です。

 

BGMも癒やし

正直、ARIAの主役はキャラではなくこのBGMだと思います

ARIAで流れるBGMはゆったりと進む劇中とマッチするように、アップテンポの少ないゆったりとした眠くなる曲調のが多いです。このBGMも癒やし1つであり、サントラなどは眠る前に睡眠用BGMとして流しておくのも一つの手ですね。

ARIAのサントラはかなりの人気で、あまり大きな声では言えないもののYoutubeやニコニコ動画ではほぼサントラがまるまるUPされたりしています。それだけ皆さんが聞きたいということですが少し複雑なものです。

ARIA サントラ集

 

ARIAアニメを見れるメディア

ARIAの原作は天野こずえさんの原作「ARIA」全12巻、とプロローグにあたり「AQUA」全2巻、計14巻と短いです。

AQUAとARIAは何が違うのか???

このARIAとAQUAは基本的に同じものです。

本来最初は「AQUA」という作品名で連載を開始したのですが、当時の連載雑誌がエニックス発刊の『月刊ステンシル』だったためエニックスお家騒動に巻き込まれて『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン刊)に移籍、版権の関係からAQUAが使わず「ARIA」に変更して継続したという事情があります。

よって読み進めるなら『AQUA』→『ARIA』となります。

TVアニメは全3作品。結構前になります。

ARIAのTVアニメーション

  • 2005年:ARIA The ANIMATION(第1期)
  • 2006年:ARIA The NATURAL(第2期)
  • 2009年:ARIA The ORIGINATION(第3期)

OVAは2作品。~ARIETTA~はTVアニメに使用しなかった原作話での補完的内容に、~AVVENIRE~はさらに未消化だった原作話とアニメ最終回後の次世代ウンディーネの話を踏まえた劇場版の焼き直し。

ARIAのOVA/劇場版

  • 2007年:ARIA The OVA 〜ARIETTA〜
  • 2015年:ARIA The AVVENIRE
  • 2020年:新作予定

 

 

ARIA The AVVENIREのPV

 

ARIAアニメを観る方法

初期の3期アニメーションとOVA2作はHuluで、2015年の「ARIA The AVVENIRE」はAmazonプライムでも観ることができます。

Huluは月900円くらいの金額でARIAを含めて500作品以上が見放題のため、癒し系アニメを時々見たくなる人は契約していたほうがいいですね。

 

 

また2020年になって新作アニメーションが作られることが発表されています。

原作終了、アニメ終了から実に10年以上が経過しているにも関わらず根強いファンが多く、続編の声が絶えない人気作品でもあるのですね。みんな癒やされたいんでしょう。。。。

 

 


>>Huluの視聴はコチラ

おすすめ記事一覧に表示する文字:

1

心が疲れた時に見たい作品を紹介するコーナー。 今回紹介したいのは天野こずえ原作のマンガ『ARIAシリーズ』です。 未来系ヒーリングコミックという謳い文句で宣伝されている通り、舞台である水の惑星を優しい ...

2
3

-心を癒やす作品
-,

Copyright© ネガ思考ハッカーBlog , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.